ぷりぃーずっ!!
--------------------------------------------------------------------------------
<<ジーーッ>>
「・・・・・」
「・・・・・・」
なんなんだこの空気は。
視線を感じる。そりゃもう、穴が開くのではないかという程に。
「・・・・」
「・・・・」
なんなんだコイツは。
なんでそんな目で俺を見つめるんだ。
これか?これが欲しいのか?
いや、待て。これは、俺のだぞ。なんで見ず知らずのやつに・・・。
<<じーーっ>>
あぁ・・・・クソッ。
「・・・食うか?」
「にゃっ!!」
視線に耐えいきれなくなって、に持っていたフライを渡・・・・・せない。
そうだ、考えてみたらコイツはここで寝てたんだぞ。
そんなやつが弁当・・・ましてや箸なんて持ってるわけなない。
どうすればいいんだ・・・?
「ぁーー」
が小さい口を精一杯広げて待っている。
やっぱりこうするしかないよな。
「ホラ」
そう言って俺はの口にフライを入れてやる。
「////」
はフライが気に入ったのか、はしゃぎだした。
なんていうか・・・・可愛いな。
俺には妹なんていなかったが、きっとこんな感じなんだろうな。
そう思いながら、俺は残り一つとなったフライを口に運んだ。
|