脳内予想図
--------------------------------------------------------------------------------
俺は、町を歩けば10人が10人振り返るくらいイケメンな鴉取真弘サマだ。
今、俺は校門でと二人っきりと言う、不思議状態に陥っている。
他の奴らは、各々用事があるらしい。
「にー。」
じ〜ッ
「にゅーっ。」
じ〜ッ
それにしても、コイツよく見ると可愛いな。
フィオナ先生みたいな色気はねぇんだけど、純粋に可愛い。
もしかしたら、コイツ将来有望なんじゃね!?
今は、胸も全然ねぇけどもう何年かしたら・・・。
「(ボンッ キュッ ボーンッみたいなッ!!!)」
「真弘先輩ー?」
「(やべぇな・・。)」
「おーい?真弘先輩?」
「(ハッ)な、なんだ?」
やべぇ、つい妄想に夢中になっていつの間にか来ていた、珠紀の声に気付かなかった。
よく見たら、いつの間にか全員集まってる。
「大丈夫ですか?・・って、先輩鼻血出てますよ!!」
「へ?あ、ホントだ。」
「どうぞ。大丈夫ですか?」
「おう。サンキュ。」
慎司からティッシュを受け取って鼻を拭く。
「どうせ真弘先輩のことだから、厭らしい事でも考えてたんでしょ?」
「だな。大方フィオナとか・・。」
珠紀の発言に拓磨も同意する。
2人共心なしか目が冷てぇぞ・・。
「なッ!?違ェよッ、フィオナ先生じゃねぇ!!、の事だ・・・・げッ!」
思わず口が滑っちまった。
『・・・・・・。』
辺りの温度が一気にマイナスになった。
「先輩が女好きなのは、知ってたけど・・・まさかここまで。」
「い、いや。今のは言葉の「ロリコンは犯罪ッスよ?」
拓磨が言い訳など問答無用と言わんばかりに、俺の言葉を遮る。
「真弘先輩・・見損ないました。」
慎司の眼は軽蔑の意を表している。
「・・・・。」
祐一に至っては、言葉の暴力は無いものの、体に青白い炎を纏っている。
「お、おい・・落ち着け・・ぎゃぁあぁぁぁああッッッ!!!!!
俺は弁解の間もなく意識を失った。
最後に聞いたのは
「しばらくの間、ちゃんに近づかないでくださいね。」
と今までに無い位、冷たい笑顔の珠紀からの宣告だった。
―妄想はほどほどにッ!―
†あとがき†
お題シリーズ第三段ッ!!
真弘先輩ですッ!!難しいですね、真弘先輩・・・。
いいキャラしてるんですが、ドリームにすると大変です(>д<;)
真弘先輩まさかのロリコン疑惑・・ッ!?
はたして、彼の誤解が解かれるのかッ!?(笑)
|